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トランプの移民政策と日本の英語を初めとする語学教育 : 若生 益宏先生

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    仕事を移民によって奪われているという理由で移民制限へ。

  しかしアメリカはそのソフトパワーにより世界中から人々を

  集めることで発展してきた。アメリカの大学の名声は、第二

  次世界大戦によるヨーロッパ大陸からのユダヤ人を初めとす

  る優秀な学者のアメリカへ渡ったことにより、世界的に高ま

  った。また、1964年にメキシコらの季節農業労働者を

  500,000人も減らしたが、アメリカ人農家の賃金は上がらなか

  った。移民を減らせば国内の雇用が増え、賃金が高まるという

  図式は単純には行かないようだ。

 

    現在の政権はハードパワーはより強固にしているが、アメリカが

  本来持つたぶんか主義といったソフトパワーは揺るがされてい

    る。

 

    現政権が政策を変えない限り、アメリカのソフトパワーとして

   の世界のリーダーの地位は衰え、グローバリゼーション=アメ

  リカ化という公式は危うくなりうる。現に中国がアメリカが作

   り出した隙間を埋めるように一帯一路、AIIBなどの計画により

   、世界を牽引しつつある。

 

    ではどの国が世界の主導権をとるのか?中国か、ロシアか、

    ヨーロッパか?アメリカのソフトパワーも、アメリカの大学の

    地位も優秀な人材の制限により相対的に低下する可能性も考え

    られる。(もっともトランプが政権から離れれば再び地位は奪

    還するであろうが。)

 

    ヨーロッパに目を転じると大陸の人々は英語を話すが、様々な

    文化・言語が存在する。英語だけではない。

 

    言語というのはその国や民族や集団の文化・伝統・宗教などと

   も密接な結びつきがある。言語を真に理解するということはそ

   の周辺にあるものも理解するということである。

 

    単に表面的に言語を知ること(今までの日本の英語教育だと

   インプット重視のTOEIC型教育)ではなく、真に言語を理解

   する必要がある。グローバルに活躍するためには、いかに現

   地の人々の心をつかむかである。(グローカリゼーション-

   グローバルな時代においてローカルの重要性も増すこと。)

 

    英語公用語化が騒がれているが、そもそも伝える内容がある

    のか疑問である。発信力を試すTOEFLのスコアも世界的に

    低いことを考えるとそもそも日本語でも発信できる能力が十

    分にあるのかという問題になる。

 

    英語は確かに世界でコミュニケーションをとるには便利だが、

    国際社会・世界のビジネスで勝つには現地のマーケットを獲

    得すること=現地の人々の心をつかむこと、信頼を得ること

    が重要になり、英語以外の言語の重要性も高まる。

 

    英語にせよ、他の言語にせよ、ALTのようなものは確かに便

    利で即効性があるように思われるが、日本人教員こそ、生徒

    たちと同じ言語習得の障害を知り尽くしている。

 

    日本人教員の英語を初めとする外国語の言語教育のあり方を根

    本的に変えることが急務である。

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